分割とスイープをどんなときに使うかですが、簡単に言うと「面を増やす時」です。
当然といえば当然ですね。
複雑な形を作るときには直方体の六面では少ないどころの話ではありません。
分割やスイープで面を増やして頂点や辺を調整し形を作っていきます。
まぁこれは自分の個人的なやり方なのでもしかしたら他のやり方をする人も多いかもしれません。

とにかくどのように形を作っていくか実際にやってみましょう。

今回は下のような形を作ります。

今回の機能の練習のため適当に作った物なのでこれがなんなのかと聞かれると困るわけですが、強いて言えば金持ちの屋敷か公民館的建物かなんかでしょう。
見えなければそれでも構いません。とにかく今回はこれを作ります。

まずは直方体を追加します。


そして分割かスイープを使い下のようにします。

スイープの場合は両端を二回ずつやればいいのですが、今回の場合は両側を引き延ばして分割した方が早いですね。
分割の場合は下のようにして「Multicut」を使いましょう。

地道に「Midpoints」を使ってもいいですが、「Exact Line」はあとから頂点の位置を一つ一つ調整する必要があるのでおすすめしません。
こういう数値がきっちりと決まった形の場合はアナログ的な「Exact Line」はあまり使わないと思ってもいいかと思います。

さて、次に両脇の出っ張っているところを作ります。
出っ張らせるところの面を選択してスイープしましょう。


最後に屋根を作ります。
まずは上の面の内真ん中三つを選択し「Midpoints」を使って分割します。


そして真ん中の3辺を選択して持ち上げます。
さっきのの分割で両端の上の面も分割されているため屋根のような形になります。

と、最初の画像の使い回し(正確には最初の画像がこれの使い回し)ですが、これで完成になります。

今回は簡単な形でしたが複雑な物を作るときも基本は同じです。
勿論複雑な物になればなるほど他の機能もいろいろ使わないと厳しくなってくるわけですが、それでも根幹となるのは今回の分割とスイープだと思います。
まずはこの2つを使いこなせるようになる事が大切だと思います。
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