推力偏向パドル
推力偏向パドルをアニメーションしやすいようにしてみようという正直どうでもいいようなことです。
数枚のパドルを一枚一枚アニメーションの設定してたらめんどくさくてしょうがないと言う人用です。
まず推力偏向パドルがなんなのか分からない人はウィキペディアへ。ウィキペディア:推力偏向

まずはエンジンとパドルを作りましょう。
まぁいろいろな形があると思うのでここは適当に端折ります。

とりあえずこれがエンジンです。
真ん中がへこんだだけの円柱に見えますがその辺はお察しください。

次にパドルを作るわけですが

形によってはこのように食い込んでしまうためその辺は考えながら作りましょう
たとえばこんな感じです

とまあこの辺は言うまでも無いですかね

今回はもう二枚作ります。
ここで注意しなければいけないのが、

このように対象な物を作るときにミラーを使うと後々うまくいかなくなるので、
面倒でも普通に作りましょう。

さてここからですが、
まずはEmptyを追加しエンジンの上の方に持ってきます。


そしてこのEmptyの名前を適当な物に変えます。

必ずやらなければいけないというわけではありませんがその方がやりやすいかと思います。
今回は「0」にします。勿論この名前になんの意味もありません。

次にパドルの中の一枚を選択します。
そしてボタンウィンドウの「Object」にある「Constraints」の「Add Constraints」を押し、
「Locked Track」を選択します。

「Target」のところにさっき追加したEmptyの名前を入れます。

そうするとパドルとEmptyが青い点線で結ばれパドルがEmptyの方向を向くようになります。

が、軸の設定が違うので思ったとおりには向いていません。
軸の設定は「To」でどの軸を「Lock」でどの軸を中心にと言う感じにやりますが、
まぁ考えるよりいろいろとやってみた方が早いかと思います。
ちゃんと設定できるとこんな感じになります。

Emptyを動かすとパドルも動きます。

残りの二枚も同じように設定します。
これで終了です。

Emptyをいろいろと動かすことによって三枚のパドルがそれぞれ動きます。


アニメーションを作るときに一枚一枚設定しなくてもいいので楽かと思います。
まぁ三枚くらいなら一枚一枚やってもたいしたことないかもしれませんが。
たとえばこれを応用してこんな感じの推力偏向ノズルを作ると…

さすがに一枚一枚動かすのはムリですね。
この推力偏向ノズルの作り方ですが、基本は一緒です。
ただ隙間を埋めるのを作るのにちょっと…
まぁその辺はファイルを置いておくのでそれを見てください。
ダウンロードページへ
結局のところポイントになるのは「Locked Track」です。

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